行動心理学 / 集団心理4 / 集団討議

集団討議の危険

人は集団で討議をしていくうちに
当初の意見から極端な方向に
向かってしまうことがあります。

例えば
社内旅行に行ってみたいかの話を
何人かで話していたのに
社内旅行は絶対行かなければだめだ
行かないなんて言うやつはゆるさない
などと話し合いの方向が極端に変化してしまうなどです。

専門用語で
集団分極化という
集団心理傾向のひとつです。

この集団分極化には
極端にリスクが高い方向に進む
リスキーシフト
極端に安全で保守的な方向に進む
コーシャスシフトがあります。

リスキーシフトの極端な例は
1986年のスペースシャトルの打ち上げ失敗が有名です。

関係メンバーの一人が
当時の気象状況からシャトルの打ち上げの
危険性を指摘し
打ち上げ延期を意見したにも関わらず
個人の意見は抹消され
予定通りの打ち上げを最優先に考えるという
集団の意見がかたまり
事故を引き起こしてしまったのです。
明らかに人災といえるものでした。

一方のコーシャスシフトでは
リスクは非常に少なくなりますが
保守的な思考に偏り
例えばイベントを開催するにしても
全く魅力のないものになったり
本来の目的がぼやけるといったことになります。

集団分極化は
数人の話し合いから
学校、会社といった大集団にいたるまで
集団であれば
どこでも生じる可能性が高い集団心理です。

そのことを認識したうえで
客観性を持ち
当初の目的を忘れない討議を心掛けましょう。

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