子供の自立を促す

自立とは自己中心からの脱却
とアドラー心理学では言っています。

子供は、欲しいものがあったり、したいことがあると、
これ買ってとか、これがしたいとおねだりをします。
親はそれは不要だと考えると、ダメだと伝えます。
それでもそれが欲しい、それがしたい子供は、すねたり、泣いたり、怒ったり
抗議をして、なんとか自分の意見が通るようにします。

これは子供だけの話ではないのですが、
こういう態度をする状態をわがまま、自己中心的といいますよね。

人間はこの自己中心から、
他者のことを考え、自分のことを考え、
最良な道を選択していくことが求められます。

このように
自分で最良の選択ができるようになることを自立といいます。
子供の教育とは、まさにこの自立心を育むことなのです。

なぜなら、子供が社会に出て生活をしていく際、
必ず大きな選択、魅力的な誘惑、重い苦労、
そして大切な人との関りがあります。

そんな時に自己中心的な行動をしていたら
大きな落とし穴が待っています。
その穴から親が助けてくれることもあるでしょう。
しかし、社会がそれを許さないこともありますし、
親自身もやがてはいなくなっていく存在でもあります。

そんな大きな失敗をしないために、
物事を自分の力で考え、判断し、行動する能力が必要なのです。
それが自立するということです。

この能力は子供のころから鍛えなければ、
一朝一夕で身につくものではありません。

では、どのようにしていくべきか。

とにかく、普段から、物事を自分の頭で考える癖をつけさせることです

学校の宿題をせず、遊びに行きたがるのは子供の常です。
そんな時、その子に、
「遊びに行くか行かないかは自分で決めなさい。
今宿題をせず遊べば、遊んでいる間は楽しいよね。
でも帰ってきたらご飯だし、疲れて宿題できないかもしれないよね。
宿題せずに学校にいったら、勉強が身につかないかもしれないよね。
そうなると将来やりたかった〇〇ができなくなるかもしれないね。
さあ、どうしたらいいかなあ?」

このようなやり取りで、
子供が、自分の行動を判断する材料を与え、
あとは子供に決めさせるということです。
そしてその子の判断を尊重するということです。

ここで子供が、じゃあ、宿題をしてから遊ぶと判断すれば
親としてはホッとしますが、
大丈夫、帰ってから宿題するといって遊び、結局できない時、
あーだめじゃんとなります。

でも、ここで頭ごなしに叱ることをせず、
冷静に話をする必要があります。

「やると言っていたけど、できなかったね。
なぜ出来なかったのかな。
これからもこれでいいのかな。
これを続けていくと楽しいけど、
勉強ができるようになれるのかな。」

このように地道な話し合いの積み重ねをしていくのです。
そして見守っていくということです。

親という字は
木の上に立って見る、と書きますが、
まさに高い所(経験をつんだ)所から、
アドバイスをする、そういう存在なのでしょう。

ここで大切なことは、
鬼の形相で叱ってはいけないということです

強い立場の人間から、恐ろしい調子で叱られると、
叱られている内容は頭に入らず、
叱られているその場から早く逃げようとか、
叱っているその相手に不信感が募ってしまうだけです。
そこ子の成長には繋がりません。

そして、そうか、自分の意見を通したい時は
怖い顔で大きな声を張り上げればいいんだ、
なんていう余計な知恵がついてしまいます。

鬼の形相の叱りは、
ただ自分の興奮を抑えきれずに怒りを爆発させているに過ぎないのです。

偉そうにお話していますが、
私自身もそういう時があります。
そして、その後に自分の行動を反省し、フォローをします。
この反省によって、
今でも少しずつ自分は成長しているんだと言い聞かせます。

ところで、宿題が出来なかった時、
間違っても親が手伝ってはいけません。
困ったら親は助けてくれるんだと思われ、
やはり自立から遠ざけてしまいます。

子供とともに、
私たちも成長していきましょう

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