芸術療法2 / 絵画療法

芸術療法は
それ単独でカウンセリングを行うものではありません

他の心理療法の途中で
言葉では表せない心的内容の把握
現実認識力の把握や
好みや意思の把握
などのために実施します。

いずれにしても
クライアントの希望に沿って行います。

妄想傾向が強い人には
症状の悪化を招く恐れがあるので実施できません。

技法には
造形療法、音楽療法、ダンス療法などありますが
主に用いられるのは絵画療法です。

絵画療法にも
カウンセラー側から描いて欲しい課題を出す課題画法
クライアントが心に浮かんだものを自由に表現する自由画法があります。

課題画法でよく使われるものが
動的家族画法というものです。
これは自分を含めた家族が
何かをしているところを描いてもらうものです。

絵画からは
家族内でのクライアントの関係性や
家族内の問題を読み取ることができます。

またその絵をもとに
クライアントの語りを引き出すことができますし
欲求も明確になることもあります。

カウンセラーは
何も否定せず、批判もせず
クライアントに寄り添い共感することが大切です。

この時、クライアントは
それまで封印してきた感情が急に浮かび上がってくることで
精神的に負荷がかかり過ぎることがあります。
その場合は無理な進行を止め
クライアントの頑張りを褒めてあげることが大切です。

絵を書くのが苦手だというクライアントには
自由になぐり書きをしてもらう
スクリブル法があります。

これは心のおもむくままに
自由に何を書いてもいいし
何かになっている必要もありません。

ただ線を描き、色を塗り
そこから何が見えてくるかを
クライアントとともに考え
すっきりしてもらうことが大切です。

カウンセラーは
なぐり書きの中から
興味のあること
潜在能力
障害などを探っていくのです。

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