内観療法(カウンセリング)1/ 概要

今回からは内観療法という
心理カウンセリングのお話です。

これは
自分の内面と静かに向き合い(内観)
過去から自分にかかわってくれた人との人間関係において
自分がどのようなふるまいをしてきたかを
自己分析していくものです。

周りの人から
・してもらったこと
・して返したこと
・迷惑をかけたこと
について年齢順に思い出し
これまでどれだけ自分は愛されてきたかに気づき
迷惑をかけてきたことを感じ
今後の対人関係、物事の考え方が
自然に変わっていくことを目指します。

この療法は
心身の健康な人に
自己啓発的な意味合いで実施したり、
心理的なトラブルがある
刑務所、少年院の矯正教育の一環として
用いられたりもしています。

具体的には
他の心理療法とは実施方法がかなり異なり
日常生活から離れた静かな場所で
クライアントは7日間泊まり込むことで実施されます。

屏風で囲まれた狭い空間の中で
朝5時から夜9時までの16時間を費やし
トイレ、入浴、就寝以外はその空間から出ません。
食事もそこでとります。
楽な姿勢で座ることは許されますが
横になることは許されません。

他の人間と話したり
読書やパソコン、携帯電話に触ることも禁止され
ただひたすら自分の内面と向き合うのです。

クライアントは
1~2時間ごとに訪れるカウンセラーに
与えられたテーマに沿って
思い出したことを伝え、
さらに別のテーマが与えられるので
それに対する内観を進めることを繰り返します。

内容的、時間的にかなり負荷がかかりますので
一般的なカウンセリングではありません
人間関係の深刻なトラブルや
各種依存症、非行などの問題を抱えた人に対して
効果的な心理療法です。

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