内観療法(カウンセリング)3/ 実施上の問題

ここまで内観療法をお話してきましたが
かなり内観者(クライアント)の
負担が大きいことがわかっていただけたと思います。

内観者(クライアント)は
療法を続けるうちに過去を思い出し、
自分に関わった人たちに
単純に感謝することを強いられていると感じると、
指導者(カウンセラー)に対する不信感や抵抗感
また感謝する感情から離れようとすることがあります。

この場合
内観は感謝を強いているのではなく
過去の人間関係を思い出し
事実を重ねることが大切なのだと説くしかありません。

感謝は結果的に
自然に湧き上がってくる感情なのだということを
理解してもらいます。

また、
内観は自分の罪や醜さを掘り下げるため
自分に向き合うことから逃避したくなるものです。

この場合
内観の意義を確認してもらい
余計なことは考えず
内観に専念するよう励まします。

問題を抱えた人が
自ら抑制的な内観療法に没頭しなければならないので
スムーズにいく方が不思議とも言えます。

そもそも
問題解決意欲が低い人や
自分と向き合う力がない人
集中力がない人は内観療法には向きません。

この療法は
自己治療を進めたいと強く願う意識が必要です。

指導者(カウンセラー)としては
進行におけるテーマ
・してもらったこと
・して返したこと
・迷惑をかけたことを
1:1:3の時間配分で行うこと、
つまり、迷惑をかけたことに多くの時間を費やすことで
新たな気づきや反省が促されやすくはなります。

指導者(カウンセラー)にとっても
大変負荷のかかる療法なのです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA