認知療法5/カウンセリングの進め方

これまで認知療法に関する
基礎知識をお話ししてきましたが、
今回は
具体的な認知療法のカウンセリング方法のお話です。

カウンセリングは数回に分けで行い、
クライアントの考え方の改善が確認でき
その後、一人でも問題解決できるように
進めていきます。
毎回のカウンセリングを
セッションと呼びます。

最初のセッションでは
ソーシャライゼーションという内容を行います。
そこでは
お互いの信頼関係を深めるため
クライアントの悩みを真摯に伺い
どのようなカウンセリングが適しているかを
クライアントの理解度を確認しながら検討します。

その上で、
認知療法が適していると考えれば
認知療法の説明、
進め方の説明をし、
同意を得たうえで
目標の設定などを行います。

そして、2回目以降の各セッションでは
以下のような順番でカウンセリングを進めます。

1、クライアントの状態把握
その日の調子などを確かめます。

2、前回セッションの振り返り
(2回目以降)

3、前回ホームワークのチェック
(2回目以降)
当療法ではホームワークという形で
自分自身を振り返る等の作業を行います。
(ホームワークの詳細は次回)

4、アジェンダ設定
その日話したい項目をあげてもらます。
アジェンダ数を絞り、
適切な時間配分をすることで
クライアントの負担を減らします。

5、各アジェンダに沿って話合い

6、新たなホームワークの設定

7、当日セッションのまとめ
各アジェンダと話した内容を確認し
セッションの感想を聞き出します。

以上のセッション中は
お互いにメモをとり
クライアントも
自らの言動、考え方などを
冷静に整理するようにしてもらいます。

また、認知療法は
指導的傾向が強い療法で、
クライアントが自分の
非合理的な思考等を改善し
問題解決能力を育むため
クライアントに対して
問題点を考えてもらう質問を
積極的に投げかけていきます。

冷静な思考と積極性が求められるため
以前もお話しましたが
重篤な精神疾患のある方には向かず
知的レベルが高く、
問題解決意欲が高いクライアント向けと言えます。

 

 

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